Collage ・ Pasted paper
〈 Collage 〉
複数の紙片や物体を接合すること。 この技法は20世紀初頭、G・ブラック、P・ピカソらのキュビスム期の作品制作に導入され、以降ダダ、シュルレアリスムなどの作家たちにとって重要な意味を担う技法として、特に重要視されることとなる。
現代美術用語辞典1.0より→http://artscape.jp/dictionary/modern/1198163_1637.html
〈 Pasted paper / Papier colle（仏）〉
「貼り付けられた紙」。新聞紙、切符、包装紙、写真などをキャンヴァスや紙などの支持体に貼り付ける技法。多様な素材を用いる重層的コラージュ技法の初期段階。G・ブラック（《ル・クーリエ誌》1913）やP・ピカソ（《藤椅子上の静物》1911－1912）ら初期キュビストが、1912年前後に過度な抽象化が招いた描写対象の現実感喪失という危機を脱するために日常的物質を画中に直接挿入したことに始まる。
現代美術用語辞典1.0より→http://artscape.jp/dictionary/modern/1198428_1637.html
〔 Collage ・ Pasted paper / Papier colle 〕
『コラージュ』（紙や物体を貼る）と『パピエ・コレ』（紙を貼る）は、私にとってより新しい可能性を与えてくれる技法である。
特に『パピエ・コレ』は、バルールと空間把握の訓練にはとても有効な技法で、私も絵画を始めた頃から、沢山の習作を制作してきた。
また、この技法の素晴らしい所は、私の未知の部分に問いかけて、
私が私自身を把握する前に、新しい世界を提示してくれるのである。
その新しい世界は、私自身にとって素晴らしい発見と幸せな感覚をもたらす。
ブラックやピカソも、『コラージュ』がもたらすこの素晴らしい感覚に興奮したのではないだろうか。
このとても奥深く、また、一朝一夕では身に付かない、何より本当のセンスが問われる『コラージュ』と『パピエ・コレ』。
多角的な要素を備えたこの絵画技法に、これからも挑戦していきたい。
多養麻子（たやあさこ）
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